「初めて請求書を送るとき、何を書けばいいか迷いますよね?」見積書の作成から請求書送付までを、記載例・テンプレート付きで解説します。読み終える頃には、今日中に自信を持って書類を送れるはずです。
見積書・請求書・納品書の関係を5秒で理解する
流れは「①見積書提出→②発注・契約→③納品・納品書→④請求書送付→⑤入金確認」の5ステップです。
| 書類 | タイミング | 役割 |
|---|---|---|
| 見積書 | 発注前 | 金額・納期・範囲を合意する提案書 |
| 納品書 | 納品時 | 成果物を届けた証明(省略される場合も多い) |
| 請求書 | 納品後 | 支払いを正式に依頼する書類 |
フリーランス新法(2024年11月施行)で、発注者には取引条件の書面明示義務があります。見積書段階で金額・納期を明確にしておくと安心です。

見積書をしっかり作成して合意の上で仕事しましょう!
仲良くてもなあなあで引き受けないようにしましょう!
見積書の作り方|先手で出すと信頼度が上がる
見積書に法律上の書式はありませんが、以下がそろうと信頼されます。
| 項目 | 記載例 |
|---|---|
| 書類名・発行日・宛先 | 御見積書/2026年6月16日/株式会社〇〇 御中 |
| 発行者情報 | 氏名・屋号・住所・連絡先(インボイス番号も可) |
| 件名・明細 | 案件名を具体的に/品目・数量・単価・金額を分けて記載 |
| 小計/消費税/合計 | 180,000円/18,000円/198,000円(税率10%) |
| 納期・有効期限 | 2026年7月31日/発行日より30日間 |
| 支払条件・備考 | 末締め翌月末払い/修正3回まで込み等 |
ポイントは3つ。①明細を項目ごとに分ける、②修正・追加対応の範囲を備考欄に明記する、③有効期限を設けて価格変動を防ぐことです。
請求書の作り方|必須項目と記載例(インボイス対応版)
インボイス登録済みなら登録番号(T+13桁)と税率ごとの消費税額の記載が必須です(未登録なら登録番号は不要)。
御請求書 発行日:2026年6月30日 請求書番号:INV-2026-023
宛先:株式会社〇〇 〇〇部様 発行者:山田太郎 登録番号:T1234567890123
品目:記事制作5本×20,000円=100,000円/消費税10,000円/合計110,000円
源泉徴収10,210円/差引振込99,790円/支払期日:2026年7月31日
振込先:〇〇銀行 〇〇支店 普通1234567(ヤマダ タロウ)
必須記載事項は①登録番号、②取引年月日、③取引内容、④税率ごとの合計額と適用税率、⑤税率ごとの消費税額、⑥交付先の氏名の6点。欠けると仕入税額控除を受けられません(未登録は2026年10月以降さらに不利に)。
源泉徴収の対象と計算方法|請求書への書き方
Webライター・デザイナー・カメラマン等は所得税10.21%が源泉徴収されます(プログラマーは請負なら原則対象外)。100万円を超えた部分は20.42%です(例:120万円→100万円×10.21%+20万円×20.42%=142,940円)。
計算例:記事制作料100,000円(税抜)の場合
税込合計 110,000円(消費税10,000円)
源泉徴収額 100,000円×10.21%=10,210円(1円未満切り捨て)
振込金額 110,000円−10,210円=99,790円
登録済みなら税抜き報酬額で計算するのが主流です。請求書には「うち源泉徴収税額」「差引振込金額」を明記し、確定申告で精算しましょう。詳しくは確定申告の準備リストへ。
消費税の書き方|インボイス登録の有無で変わる3パターン
登録済みなら税抜価額・消費税額と登録番号を記載します。未登録でも請求は可能ですが、取引先は控除を受けられないため事前に取り決めましょう。
無料テンプレート・ツール比較|初心者に合うのはどれ?
クラウドサービスなら入力・計算ミスが激減し、電子保存も自動化できます。
| サービス | 特徴 |
|---|---|
| Misoca | 月15通まで無料。デザイン豊富で初心者向け |
| マネーフォワード クラウド請求書 | 会計ソフトと自動連携 |
| freee請求書 | freee会計と一体化 |
| Excel/スプレッドシート | 完全無料だが計算ミスのリスクあり |
屋号・口座情報を先に登録すれば、発行は5分で完了します。会計ソフト選びはフリーランス向け会計ソフト比較へ。
請求書の送付マナー|メール文例と入金管理
PDFをメール添付するのが一般的です。本文には請求内容・金額・支払期日・振込先を簡潔に記載します(例:99,790円/2026年7月31日)。
支払期日は成果物受領日から60日以内が新法の義務で、「末締め翌月末払い」が実務の主流です。入金が遅れたら事実確認のメールを送り、反応がなければ電話を。フリーランス・トラブル110番への相談も選択肢です。
フリーランス新法と請求書・見積書の関係
同法では正当な理由のない受領拒否・報酬減額も禁止されています。見積書段階で業務範囲・金額・納期を合意しておくことが、トラブル防止の鍵です。詳細はフリーランス新法チェックリストへ。
【チェックリスト】請求書を送る前に確認する5項目
- 発行日・宛先・自分の氏名や屋号に誤りはないか
- インボイス登録番号(登録済みの場合)と消費税額は正しいか
- 品目・数量・単価・金額に計算ミスはないか
- 源泉徴収額と差引振込金額を記載したか(対象業種の場合)
- 支払期日・振込先口座を明記し、PDFで保存・添付したか

僕はMisocaで請求書を管理し、入力は品目と金額だけで3分以内に完結します。以前の手計算ミスの反省から、計算は必ずツールに任せています。
よくある質問(FAQ)
Q. 源泉徴収されると損なのですか?
A. 損ではありません。「前払いの税金」として確定申告で精算され、多ければ還付、少なければ追納となります。
まとめ|請求書は「慣れ」で怖くなくなる
初めては誰でも緊張しますが、項目さえ覚えれば毎回同じ作業です。①見積書で条件を合意、②登録番号と消費税額を記載、③源泉徴収額(報酬×10.21%)を明記、④クラウドサービスでミスをゼロに、⑤支払期日をカレンダー管理。この5つで十分です!まずは1つ作って送り出してみましょう。
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